成績表はいつもドキドキしながらもらうものでした。

先日の事ですが、外皮計算講習会に参加してきました。

外皮?がいひ と読みます。聞き慣れない言葉ですよね。
外皮計算とは「外皮平均熱貫流率(UA値)」を算出する計算のこと。このUA値は数値が小さいほど性能が高いことを表しています。
建物の各部位(外壁・窓・天井・床)から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。(外皮とは、熱的境界になる外壁・床・天井・屋根・窓・ドアなどを指します。)

この数値がいわば、住宅の断熱性能に関する点数となり、この【UA値】の数値が小さいほど、断熱性能が良い事を意味します。
先日完成した美生の家
12月頭に公開された美生の家はUA値が0.3。
十勝は日本でも厳冬地域なので、1地域に指定されています。そして1地域の推奨外皮性能UA値0.46。この美生の家はそれよりも下回っていて、等級4適合となります。
この数値をクリアするために、住宅の形をシンプルにして、開口部を少なくし、さらに単純な形にしてしまえば、よいのかもしれません。それじゃあ、個性のない家になってしまいますよね。
家はその住む人のアイデンティティを反映しているもの。だから、クリプトンは住宅性能はもちろん基本として、そこから更に個性を発揮して、こだわった設計を目指しています。
今日は音更町の方で一棟お引渡しがありました。窓から漏れる灯りがシャープに外観を照らします。これで、2018年度の完成現場は終了です。

Nakagawa Blog

2003年にインテリアコーディネーターの資格を取り、たくさんの家づくりに携わってきました。十組のオーナー様がいれば十色の家づくり。だから家づくりは楽しいし、とてもステキな仕事だと思っています。その人それぞれが持つ夢や思いを形にするお手伝いをさせて頂きます。 【保有資格】 二級建築士・インテリアコーディネーター(登録番号031657A)・宅地建物取引士(001387号)