500番クロスと1000番クロス・・・って?

音更H様邸。一階二階と繋がる吹抜の壁にアクセントクロスが貼られました♬ 

さて、壁紙の打ち合わせでまずお話しする「500番クロスと1000番クロス」について。

壁に貼るクロスは主にビニールクロスと呼ばれるもので、さらに500番クロス(量産品クロス)と1000番クロスに分けられています。
このブック式のものが500番クロス。織物調・塗り壁調・ストライプ調…etcという柄と、パラパラとめくってみても、数枚ぐらいしか色がついてなく、ほぼホワイト"(-""-)"
500番クロスは数種類程度のインクから作られるので、色や柄のクロスが少ないのです。

また、機能的なことを言えば、全点防かび機能付きとはいえ、一部のみ表面強化クロスがある程度。

ただし、厚みのあるクロスが多いので、下地やジョイントが目立ちにくく、施工しやすい。

そして、取っ手がついてて、固い表紙に覆われ、高いんでしょ、という雰囲気を醸し出している、こちらが1000番クロス。

開いてみると一目瞭然。多色のインクで作られるので色や柄等のデザインが豊富。そして汚れ防止や表面強化・消臭・吸放湿などの機能がついたものが揃っています。


けれど、クロスの厚みが薄いものも多いので、下地やジョイントが目立ちやすいのが難点。さらに施工難易度の高いのも含まれているので、経験や技術力が必要、といった事もあります。が、どちらもクロス自体の品質は変わりません。


けれど、500番クロスから1000番クロスに変えると、1m2あたりの金額が少し高くなります。

なので、提案する際は、メインに量産品クロスを使って、壁一面やトイレなどの水回りににオプションとして1000番クロスをお勧めすることが多いです。

リビングにはちょっと大胆なクロスを使うのはちょっと・・・と躊躇する方は是非プライベートな場所で自分の好みの色や柄で遊んでみてはいかがでしょうか。


壁で遊ぶだけでイメージも変わります♪ 家づくりの参考にしてみてくださいね。

Nakagawa Blog

2003年にインテリアコーディネーターの資格を取り、たくさんの家づくりに携わってきました。十組のオーナー様がいれば十色の家づくり。だから家づくりは楽しいし、とてもステキな仕事だと思っています。その人それぞれが持つ夢や思いを形にするお手伝いをさせて頂きます。 【保有資格】 二級建築士・インテリアコーディネーター(登録番号031657A)・宅地建物取引士(001387号)