日が沈む時間もゆっくりになってきて、空気もちょっぴり暖かさを含んできて、少しずつ春を感じるようになってきましたね。
早く会社のデッキで焼肉する日が楽しみです 笑
今日は先日お引き渡しさせて頂いたカップボードの製作の流れをちょっとご紹介。
まず、お客様のご要望を聞き取ってプラン作成、そして大工さんや建具屋さんに渡せる製作図を書いていきます。
今回ニの字プランのシステムキッチン。壁側の加熱機器の方が奥行き65センチ。
製作するカップボードのフロアキャビネットはその奥行きに合わせて65センチ、吊り戸棚と引き違いの収納の奥行きは45センチにしてみました。
一般的なカップボードの既製品の奥行はおおかた45センチなんです。キッチン65センチ・カップボード45センチというようにラインとして凸凹が出てしまうので、ここは横のキッチンとの繋がりも取りながら、納めたいと思いました。
今回のシステムキッチンはタカラスタンダード社のもの。扉面材はアイカのメラミン化粧板を使っていますので、それと同じ面材を使ってフロアキャビネットの引き出しを製作。取っ手も同じものを取り寄せてもらいました。ゴミ箱を収納するというので、その個数と寸法を確認。
ウォールキャビネットはヘリンボーン面材で扉を作ってもらい、下にはキッチンパネルを貼って、水蒸気対策。壁に貼るタイルも割付を考えて、高さを調整します。
引き違いの大きなトールキャビネットは、下レールなしの吊り戸仕様、内部は可動棚。収納するものによって高さを調整できます。
ベンジャミンムーア塗装と、ヘリンボーン面材と、メラミン化粧板の三色展開プラス人大天板とステンレス天板という異色の取り合わせ。なかなか大変な作業でしたが、出来上がってホッとしました。
こんな風にイレギュラーなものが出来るのが、製作の強みですね。
H様邸の為の、たくさんのイメージが詰まったオンリーワンのカップボードです。
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